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対立や社員間の混乱が生じるのではないか」に代表される質問も多かった。一般にダイバーシティやワークライフバランス推進が高い生産性と相関していても、「余裕のある企業がやっている結果ではないのか」という疑問はよく耳にする。これに対する筆者の答えは、最初にRIETIの研究論文として発表され、改訂版が武石恵美子氏編著『国際比較の視点から日本のワーク・ライフ・バランスを考える』所収の慶応大学の山本勲・松浦寿幸両氏による論文(「ワーク・ライフ・バランス施策と企業の生産性」)の内容である。山本・松浦両氏は経済産業省の企業活動基本調査の対象企業に対しワークライフバランス(WLB)施策の導入と企業の生産性の変動の関連を分析した。結果はワークライフバランスセンター設置などの積極的WLB推進や、フレックスタイム勤務導入に関し、企業の生産性は施策導入後数年のタイムラグをおいてその後向上することが示された。つまり見かけ上の関連でなく因果関係がある。一方「法を超える育児休業制度」については、既に生産性の高い企業がその後導入する可能性が高いために起こり、因果関係ではないことも示された。これらの知見は去る6月に行われた男女共同参画全国会議における村木厚子氏の基調講演でも引用され、男女共同参画に関わる行政担当者の共有認識となっている。 また筆者は今年3月に行われた「ダイバーシティ経営とワーク・ライフ・バランス」と題する日本学術会議とRIETIの合同シンポジウムで、企業のWLB施策は諸刃の剣で、「性別に関わらず職員の能力発揮に努めている」という人材活用方針を持つ企業では、その方針自体の影響を超えてWLB施策が女性の賃金を上げ、男女賃金格差を縮小させるが、そのような人材活用方針を持たずにWLB施策を導入した企業では、おそらく「マミートラック」の女性を増やすためと思われるが、かえって男女の賃金格差が増大するという分析結果を報告した。これらは日本の結果であるが米国では、企業のダイバーシティ推進施策の成功はいわゆるダイバーシティ経営の質に関わっているとの実証結果がある。結論として、余裕のある企業が行っているのではないかとの批判は一部の施策を除いて該当しないが、企業の労働生産性向上や、男女賃金格差の縮小には、性別によらず人材活用に努めているか否かを核とする、ダイバーシティ経営のあり方が重要なのである。 空気を読んで合わせることの弊害とその誤解 参加者の質問の中には拙著『ダイバーシティ』の内容に関するものもあった。拙著の中では寓話を通じ「空気を読んで行動する」ことの弊害について議論している。人々が空気を読んでそれに合わせると、空気に合う情報は出すが、合わない情報は出さない結果、見かけ上の合意は得られても多様な知識・経験を生かせないため、合理的な結論が得られにくい。また会議の初めに誰がどういう意見を言ったかというような偶然の事柄によって合意の結果が変わりやすく、これも合理的でない。そういう議論を拙著ではしていた。それに対し講演会参加者からは「空気を読まない社会では好きに発言する人が増えてまとまらないのでは?」に代表される質問が多く出された。 実はこの質問は2つのことを混同している。英語では「空気を読む」に相当する言葉は無いが、あえて英語で区別するとConformity(同調)とCooperation(協力)の違いである。前者は弊害が大きいが、後者は重要かつ不可欠だ。原義ではコンフォーミティは「形を合わせること」、コオペレーションは「共同作業」を意味する。これも筆者の経験だが、米国で研究資金財団による、ある大学の社会疫学研究所の研究資金継続申請の審査員団の1人として初めて参加した1980年代のことである。8人ほどの審査員は社会科学や生命科学の学者で専門分野はそれぞれ異なり、筆者にとっては全員初対面であった。審査員団の仕事は研究所の今後の研究計画についての資料について研究主査などに質問の後、審査員団のみで約一日半かけて議論し資金継続を推薦するか否か、また推薦する場合にはその推薦度に数値評価を与え、またその理由を共同で提出することであった。1日目に大学からの説明を聞いた後、審査員の会合でそれぞれが意見を述べたときは、みな観点が違う事もあり、これでまとまるのかと危惧した。筆者が驚き、また感動したのは2日目の議論である。共同で報告を作る契約義務を負ってはいるのだが、各委員が他の委員の論点を理解しようと努力し、一致点を見いだし、合意できる共同報告を作成することにみなが積極的に協力したからである。ここではコオペレーションとは単に協力的態度を取るだけではなく、他者の多様な専門的観点の一致点や相違点を理解し、その上で共通の目的に向かって共同作業をすることを意味し、筆者はまさにその生きた経験をしたのであった。ダイバーシティを生かすにはまさにこのコオペレーションが欠かせない。一方前述の「空気を読んで合わせる」という意味でのコンフォーミティは、同調が最後の統合手段ではなく、最初から優先されていることが問題だ。日本では「協力すること=人に合わせること」という大きな誤解があるようだ。でもそれでは人々の多様な知識や経験を生かすことは全く出来ないのである。 質問には、まだ多くの重要なものがあったが、それに対する筆者の回答の幾つかは、お茶の水女子大学で刊行の講演報告書に掲載される予定である。 ツイート 2016年7月13日掲載 印刷 この著者の記事 経済と倫理―多様な人々に住み心地の良い日本にするための一考察 2023年12月26日[新春特別コラム:2024年の日本経済を読む~日本復活の処方箋] 政策にEBPMは必要なのか―レジティマシーの確立とその障害 2023年9月14日[Special Report] 「スキル=熟練」という呪縛―「リスキリング」が成功するには何が必要か 2022年12月22日[新春特別コラム:2023年の日本経済を読む~「新時代」はどうなる] 政治と宗教的原理主義の結びつきはなぜ危険なのか 2022年9月 6日[コラム] EBPMと戦後日本の近代化論 2022年1月 7日[新春特別コラム:2022年の日本経済を読む~この国の新しいかたち] コラム・寄稿 コラム Special Report EBPM Report フェローに聞く フェローの連載 世界の視点から 特別コラム 新聞・雑誌等への寄稿 特別企画 経済産業ジャーナル 情報発信 ニュースレター 更新情報RSS配信 Facebook X YouTube 研究テーマ プログラム (2024-2028年度) プログラム (2020-2023年度) プログラム (2016-2019年度) プログラム (2011-2015年度) 政策研究領域 (2006-2010年度) 経済産業省共同プロジェクト プロジェクトコンテンツ 調査 フェロー(研究員) 論文 ディスカッション・ペーパー(日本語) ディスカッション・ペーパー(英語) ポリシー・ディスカッション・ペーパー(日本語) ポリシー・ディスカッション・ペーパー(英語) テクニカル・ペーパー(日本語) テクニカル・ペーパー(英語) ノンテクニカルサマリー 英文査読付学術誌等掲載リスト Research Digest 政策分析論文 調査レポート 論文検索サービス 出版物 RIETIブックス(日本語) RIETIブックス(英語) 通商産業政策史 著者からひとこと RIETI電子書籍 年次報告書・広報誌(RIETI Highlight) その他出版物(日本語) その他出版物(英語) イベント シンポジウム ワークショップ BBLセミナー 終了したセミナーシリーズ データ・統計 JIPデータベース R-JIPデータベース CIPデータベース JLCPデータベース 日本の政策不確実性指数 産業別名目・実質実効為替レート AMU and AMU Deviation Indicators JSTAR(くらしと健康の調査) RIETI-TID 長期接続産業連関データベース マイクロデータ計量分析プロジェクト 海外直接投資データベース ICPAプロジェクト リンク集 コラム・寄稿 コラム Special Report EBPM Report フェローに聞く フェローの連載 世界の視点から 特別コラム 新聞・雑誌等への寄稿 特別企画 経済産業ジャーナル RIETIについて 個人情報保護 ウェブアクセシビリティ方針 RIETIウェブサイトについて サイトマップ ヘルプ お問い合わせ 経済産業省 独立行政法人経済産業研究所(法人番号 6010005005426) 当サイト内の署名記事は、執筆者個人の責任で発表するものであり、経済産業研究所としての見解を示すものでは有りません。掲載している肩書や数値、固有名詞などは、原則として初掲載当時のものです。当サイトのコンテンツを転載される場合は、事前にご連絡ください。 "ページの先頭へ戻る

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