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K., Stocker, T. F., Marchal, O., & Schmittner, A. (1999). Global warming and marine carbon cycle feedbacks on future atmospheric CO2. Science, 284(5413), 464-467. 図1 A-core-2000 集束型超音波センサ(耐水圧3000 m)が2軸のステージコントロールユニット(耐水圧2000 m)に取り付けられている。 A-core-2000のスキャニングの様子を動画でご覧いただけます。 https://drive.google.com/file/d/16s0tTwlG5v78M0_wLsVj7LtANgViTF8P/view?usp=sharing 図2 観測イメージ 超音波を海底に照射しながら水平方向に動き、スキャンニングすることで、海底下の空間を3次元的に可視化する。 図3 しんかい6500に搭載されたA-core-2000 右下の矢印で示した場所に搭載。 図4 シロウリガイコロニー周辺に設置されたA-core-2000 ロボットアームを用いて、調査地点に設置される。 図5 海底表層のシロウリガイ 幼体は殻が完全に海底面下に埋没していることが多く、表面からは時折、吸水管が確認できるのみである。 図6 3次元の音響画像(上)とその断面図(下) 光学カメラからは確認できない、シロウリガイの殻の分布の様子が明確に確認できる。 丸囲み数字は個別のシロウリガイ個体を示す。 発表雑誌 雑誌名:「Scientific Reports」(オンライン版:7月27日) 論文タイトル:Deep-sea infauna with calcified exoskeletons imaged in situ using a new 3D acoustic coring system (A-core-2000) 著者:Katsunori Mizuno*、Hidetaka Nomaki、Chong Chen、Koji Seike DOI番号:10.1038/s41598-022-16356-3   発表者 水野 勝紀(東京大学大学院新領域創成科学研究科 環境システム学専攻 准教授) 野牧 秀隆(海洋研究開発機構 超先鋭研究開発プログラム 主任研究員) CHEN Chong(海洋研究開発機構 超先鋭研究開発プログラム 主任研究員) 清家 弘治(産業技術総合研究所 地質調査総合センター 主任研究員) 用語解説 (注1)生態系サービス 生物・生態系に由来し、人類の利益になる機能のこと。[参照元へ戻る] お問い合わせお問い合わせフォーム 産総研について アクセス 調達情報 研究成果検索 採用情報 報道・マスコミの方へ メディアライブラリー お問い合わせ English ニュース お知らせ一覧 研究成果一覧 イベント一覧 受賞一覧 研究者の方へ はじめての方へ 研究成果検索 研究情報データベース お問い合わせ 採用情報 ビジネスの方へ はじめての方へ 研究成果検索 事例紹介 協業・提携のご案内 お問い合わせ AIST Solutions 一般の方へ はじめての方へ イベント情報 スペシャルコンテンツ 採用情報 お問い合わせ 記事検索 産総研マガジンとは 公式SNS @AIST_JP 産総研チャンネル 公式SNS @AIST_JP 産総研 チャンネル サイトマップ このサイトについて プライバシーポリシー 個人情報保護の推進 国立研究開発法人産業技術総合研究所 Copyright © National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (AIST) (Japan Corporate Number 7010005005425). 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